2018.12.5 一般質問 田中美術館の新館建設事業について

今回も、「田中美術館の新館建設事業について」一般質問を行いました。
今回の趣旨は、完成後の田中美術館の活用をどのように行い、どのような効果を期待するのかについて確認したいと思い、質問しました。
この田中美術館の新館建設によって、井原市の発展にどうつなげていくのか、そのあたりを質問いたしました。
このことは、今なされている基本設計にも大きくかかわってきます。
どのように活用するのかのビジョンが定かでないと、施設の内容も決まらないと考えるからです。
答弁の内容は、
今まで通りの田中先生の作品の保存・展示と特別展の開催で市民の文化向上につなげ、講演会や講座も行い、市民ギャラリーも設置する。
新しい試みとして、子供からお年寄りまで幅広く体験できる機会の提供、田中苑を眺望しながらくつろげる憩いの場の創出、外国人にも来てもらえるような田中先生の作品の魅力を紹介する場、美術館を訪れた人が周遊できるような観光地やイベントの情報発信の拠点として活用することを考えている。
そうすることによって、市民の憩いの場の創出や芸術に親しむ機会が増加し、賑わいや人の交流が生まれ、観光客などの増加により、人も町も元気な井原となることを期待している。
とのことでした。
なかなか良いストーリーだと思います。
基本設計はそういったことがしっかりできるような施設にしていただき、今後は目標を達成するための具体的な内容を考えていく必要があると思います。
完成まであと4年ほどあります。それまでに、田中美術館がその目的を達成できるようしっかりソフト事業の内容を考えていかなければならないと思います。
そのためには、企業や市民を巻き込んで市全体で取り組むことが必要ではないかと私は考えます。
各種団体や地域の人たちと一緒に盛り上げていくことが地域活性化につながると思うからです。
私も皆さんが一緒になって田中美術館を盛り上げるよう、今後は力を入れていきたいと考えています。
そして、さらには田中美術館だけではなく、市の魅力のトータルコーディネートも必要であると考えるます。特に観光の重要要素の、宿泊施設、食事、特産品、体験の一体的な整備が必要であると考えます。
これらの整備が相乗効果を発揮し、よりいっそうの井原市の発展につながると考えるので、これらについてもしっかり行って頂きたいと思います。
そのあたりについても、今後、市民や企業の皆様と一緒に考えていきたいと思います。