2019.2.27一般質問 幼保無償化の影響について

今回の一般質問は10月から始まる幼保無償化の影響について質問しました。

今までは、幼稚園のほうが利用料金が安く、保育園の利用料が高かったのですが、このたびの幼保無償化によって、幼稚園と保育園の金額の差がなくなります。

すると、働いている保護者にとっては預かり保育を長く行っている保育園の方に預けやすくなります。

当然、幼稚園のほうは教育機関ですので教育をしてもらいたい保護者はこちらを選ぶのですが、やはり、仕事をしているとなかなか利用しづらい面が出てきます。

それでも、今までは幼稚園のほうが利用料金が安かったので、まだ幼稚園を利用する保護者は多かったのですが、この10月からはその差がなくなります。

そのため、幼稚園を利用する人が減少するのではないかと思い、質問をしてみたのですが、やはり来年度の幼稚園の入学者数は減っているみたいです。

今年度の入園者数が91人に対して、来年度の入園予定者数は60人となるようです。

このままでは、幼稚園の存亡にかかわると思うので、何か改善策はあるのかと質問してみました。

教育委員会は、魅力ある教育をPRしていくようです。

私もそれは重要なことだと思います。

そこで、森の幼稚園やヨコミネ式教育や新体操を取り入れた授業など提案させていただきましたが、中でも新体操は井原市でも力を入れている事業でもあり、幼稚園でしっかり教えるのはよい取り組みだと思います。

小さいうちから、新体操をすることで、オリンピックに出られるような素晴らしい選手が育つことも期待できるのではないでしょうか。

また、新体操は、体の柔軟性を鍛えることができます。

小さいころから体の柔軟性を鍛えておけば、その後、他のスポーツの道に進んだとしてもけがのしにくい体ができるのではないでしょうか。

新体操を取り入れた幼稚園は魅力ある幼稚園になると考えますので、ぜひ教育委員会には検討していただきたいと思います。

また、そのほかにも2点検討しなければならないことがあると思いましたので、考えをお聞きしました。

それは、預かり保育の延長と幼稚園の統合についてです。

先のように幼稚園を魅力ある幼稚園にしても、預かり保育の時間が改善されなければ、根本的な解決にはならないのではないでしょうか。

また、これからの予測困難な時代を生きていくには、しっかりとした教育が必要です。

そのために「主体的・対話的な深い学び」という視点が必要であると今度の教育指導要領には書かれています。

その「対話的な」教育を行うためには、ある程度の人数が必要です。

そのためには今の幼稚園の人数では少なすぎるところがあります。

それを解消するためにも、幼稚園の統合についても議論する必要があるのではないでしょうか。

これらについては、難しい問題ではありますが、今後教育委員会は就学前教育委員会という組織をつくり、検討していくということでしたので、ぜひ検討していただきたいと思います。

いずれにしても、就学前の教育は子どもの将来のために一番重要な教育です。

この時期の教育により、本人だけでなく社会的にも十分な恩恵が見込まれるという話は、以前の一般質問で話をさせていただきました。

ですので、しっかりとした環境での教育をお願いしたいと思います。

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