岡山県高等学校教育研究協議会「提言」説明会

今日は、岡山県高等学校教育研究協議会「提言」説明会が高梁市の文化交流館で行われていたので、参加してきました。

その中で、今後の高校教育の在り方、魅力ある高等学校づくりの方策、高等学校教育の基盤整備の方策について、意見交換や要望などが行われました。

現在、「公立高等学校の適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律」で県全体の職員数は決まっているそうです。

1学年4学級より少ないクラスになったり、1学級の生徒数が40人より少なくなったりした場合には、教員の数を減らすという決まりがあるようです。

私は、今日の話を聞いて、この決まりを改正する必要があるのではないかと感じました。

今後、少子化の進む中山間地域で生徒数が減少することは間違いなく、高校生の数も減少することも間違いありません。

そこで、さらに高校での教員の数が削減されれば、ますます保護者や生徒たちは町のほうへと移住してしまうのではないでしょうか。

魅力ある高等学校を目指すという取り組みにも支障が出ると思います。

むしろ、少ない生徒数でも、町と同じような教育を受けることができる、さらにはそれ以上の教育を受けることができる、というのであれば、それが魅力となり、逆に町の人々が移り住んでくれるようなこともあるのではないかと思います。

現在、各市町村が地方再生を目指し様々な取り組みを行う中、県のほうでもそれを応援するような方向で取り組んでいただきたいと思います。

岡山県高等学校教育研究協議会「提言」説明会” に対して1件のコメントがあります。

  1. 東准三朗 より:

    自分もその意見に賛成です。
    地方創生の施策の観点からも矢張り、地域格差や活性化への取り組みには欠かせない意見だと思いました。
    学校に何故行くのか、学校には何故通う必要があるのか等、根本的な原点回帰への転換期に来ているんじゃないのかと、僕はそう思います。
    人が集まる場所には必ず、生きて行く上での大切な習慣や考え方の礎になる基礎の構築に欠かせない気付きがあります。
    人と人とが共存して力を併せる事の重要さと云うのは、生まれ育った環境から教わることが多いにあると、そう思います。
    なのに、その大前提となる学びの場を地方から無くしてしまう現状ではとても理に適っていません。先生の数を減らすのは忽ちの現状維持の方策なのかも知れませんが、先を見据えた方策だとは思えません。
    安心して子育てが出来たり、安心して生活を維持して行くことが、地域活性化への道筋になるのであれば、是非とも地域から教員の定員を減らして現状維持をするのではなくて、もっと将来的に身のある方策を打つべきなのではないかと、個人的にはそう思いました。

    1. senoofumihiko より:

      コメントありがとうございます。
      教育は人間作りの基礎となるものだと思いますので、地方の教育がおろそかにならないよう、尽力したいと思います。

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