2018.7.26 市民の声を聴く会 芳井地区
このたびの7月豪雨災害でお亡くなりになった方へお悔やみを申し上げますとともに、被災された方へお見舞い申し上げます。
今回の芳井地区のテーマは「地域防災について」でした。
このたびの7月豪雨災害が起こる前からこのテーマで市民の声を聴く会を行うこととなっており、そのための準備もしていたのですが、今回は、実際の災害の経験からの皆様の意見を伺うことといたしました。
芳井地区では、小田川の水があふれて、水につかったところや土砂が崩れて道が通れなくなったところなど、被害が多かった地区です。
芳井地区での意見の中で、気になったところは
・避難場所の設定に問題がある、避難所に備品がない、福祉避難所についてなどの避難所関係
・防災無線も設置できないか
・災害対応について
でした。
芳井地区は範囲が広く、山も多いため、芳井体育館へ行くにも歩いてなど到底行くことはできないし、道が寸断されたりして、避難するために移動することも困難な地域がたくさんあります。
また、土砂災害、水害のそれぞれに対して、今の避難場所が今回適切であったかどうか疑問の残るところであります。
また、そう考えると、各地区によって避難所を別に設置するとなれば、備品に関しても必要なものがそれぞれの避難所に必要となってくると考えます。
そして、今回の災害での大きなテーマは福祉避難所についてであると思います。
体の不自由な方、お年寄りに対しての避難所の在り方に対する課題が今回の災害で明らかになったと思います。
体の不自由な人やお年寄りに対しては、避難から避難所においての生活まで幅広く配慮することも考えなければならないと考えます。
福祉避難所に関しても、今回の災害では反省する点があるのではないかと考えました。
つぎに、防災無線ですが、芳井地区は以前は防災無線なるものが設置されていたようです。
住民の皆様からはこのたびの災害を受けて以前の防災無線方が、現在のお知らせ君より災害時には有効であったと感じられている方が少なくありません。
このあたりも改善の必要があると感じました。
そして、災害時の市の対応ですが、芳井地区に関しては残念ながらよく対処できていたとは言い難い状況だと感じました。
自主防災組織や自治会、消防との連携を円滑にこなすシステムが必要で売ると感じました。
これらの意見を、まとめ、今後の提案につなげていきたいと考えております。
井原町と芳井町の間の国道313号が長期間通行止めになるという事態が発生しなったことが救いでしたが、もしこの区間の国道313号が復旧困難となった場合のことは考えておられるのでしょうか?
コメントありがとうございます。
今回の、芳井の市民の声を聴く会おいても、「国道313号線が通行止めになると、芳井は孤立する」という意見がございました。
確かに、芳井と井原の間の国道313号線が通行止めになれば、芳井と井原との連絡が非常に困難なものとなると思います。
実際、このたびの豪雨で土手がえぐられ、もう少しで車道まで達するところでした。
この問題も、このたびの災害での課題であると思います。
今後、議会ではこの市民の声を聴く会で皆様から頂いた意見を市の方に報告するとともに、各委員会で所管事務調査を行っていくこととなっております。
その中で、この問題を含め、様々な問題について話し合われると思います。